Archive for the 'wedding' Category

thanks dinnerwedding

前にも書いたけれど、私たちの先々週の披露宴は、ただ食事をして、酒を酌み交わすだけの台湾の一般的披露宴とは違って、アトラクション満載だった。新郎新婦のこれまでを紹介する自動で流れるパワーポイントファイル、アフリカン・ドラム、声楽家の友達による歌、京劇、翻跟斗(ファンゲンドー:バク転、宙返りなどに加え、吉祥のことわざを赤い紙に書いたものを6種類、観客に見せるというもの。ちなみに6もめでたい数字。「オーメン」なんて地球の裏の話なんだなあ)、国楽、新郎の両親らによる社交ダンスなど。 

それらのアトラクションは、無線カメラで、会場のふたつのスクリーンに映し出された。その技術を支えてくれたのが、うちの彼の元アシスタントや学生たち。とはいっても、そのうち数人は、すでにベネビなどの国際展に出るなどの活躍ぶり。そんな彼らに手伝ってもらえるなんて、ほんとに贅沢…!
それはともかく、才気溢れる彼ら、手伝ってくれた他の人たちを誘って、お礼のディナーを催した。
といっても、結婚式と同じ会場で。こっちはテーブルごとにお金を払うのだけれど、予測していたより2テーブル少なかったので、返金は出来ないらしく、追加の食事の券を貰っていたのだ。だだっぴろい会場の真ん中で食事するのも変な感じだったけれど、当日食べられなかったおいしいディナーに、すぐにそんなことは忘れた。

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ミキシングをやってくれた、阿布と阿智。
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カメラをまわしてくれた、マギー(イーチェン)とジーツォン。みんなかわいいなあ…
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some gatherings 3wedding

日曜日の昼は、母、伯母、妹たち、お義父さんや従兄たちと食事。いろいろ紆余曲折を経て、結局、お義父さんが好きな、西門町にある「一條龍餃子館」へ行くことに。「一條龍」は、もう50年ものあいだ、北方料理の専門店として、外省人たちに愛されてきたレストラン。ここでは、お義父さんのように、時代の波に翻弄されて単身台湾へやってきて、生まれ育った土地から遠く離れて数十年、台湾で老後を送っている老兵たちをよく見かける。料理は、庶民的で、特に蒸し餃子や水餃子が美味しい。お義父さんは、「わしが包んだ餃子の方がうまい」と言いながら食べていたけれど! 確かにそうかも。お義父さん、毎日自分で餃子を包んでいるのだ。さすが山東人。

その後、妹夫婦が一足先に空港へ向かい、そしてお土産買いにつきあってから、母たちを空港まで送っていく。あっという間に、みんな自分の生活へと帰っていく。寂しいのと、みんなに来てもらえたことへの感謝、一仕事終えたという安堵の気持ちとで、飛行場からの帰り道は、運転しながらめずらしくべそべそ泣いた。(テレビや映画を見てるときはやたら泣くけど、実生活ではあんまり泣かない私)隣で椅子を倒して、すっかり眠る体勢に入っていた彼が、気がついて、黙って膝を撫でてくれる。

その夜は、ニューヨークから飛んできてくれた大学時代の親友KとそのパートナーTがスタジオへ遊びに来てくれた。5年ぶりに会う二人。Kは、どんなに遠く離れていても、忙しくて数ヶ月連絡しなくても、どこか根本的なところで繋がっていられる、数少ない友達のひとり。私たちは、大学で一緒に心理学を学んだのだけれど、出会った頃は、15年後にまさかふたりともアーティストと結婚しているなんて思いもしなかった。でも、こういう偶然が本当はすごく大事なことで、私たちが繋がっている証拠なのかもしれない。Tは、初めて会ったとき、「どこかで会ったような気がする。前世かな?」と嬉しいことを言ってくれたものだった。今回も、シャイな彼はあまりお喋りではなかったけれど、相変わらず気持ちのいい人だった。Kも、相変わらずのポジティブなエネルギーはそのまま、でもどこかどーんとしてて、落ち着いている感じがする。いい夫婦、ってこんな感じ!嬉しくなる。
今度会うときは、お互い子どもが出来ているかな? 子づくり、頑張ろうね!と励まし合った私たち。出会った頃は10代だったのに、もうすぐマル高だもんなあ。

some gatherings 2wedding

昨日の続き。
目が覚めると、すでに6時過ぎ! 階段をだだだっと降りて用意していると、彼が、「もうだめだ〜、ひとりで行って来て〜」と、ロフトのベッドの上で唸っている。いいけど、でも私の友達に会うチャンスも、そんなにないよお、と説得。お腹もすいてるでしょ?(私たち、たぶん一日以上まともに食べていない)

6時半頃になって、分かった、とようやく彼が降りて来る。淡水の歴史建造物を改築したレストラン「紅楼(ホンロウ)」まで、車で30分。しかも今日は渋滞している可能性がある。みんな私が遅刻魔なのをよく知ってるとは言っても、今日遅刻するのはあかんやろう!と思いながら、ピッチのローミングで台湾の携帯番号を持っているfsさんに、7時過ぎに車から電話。なんと、誰も着いてないようだ! 母たちは、整体してるから遅れるって言ってたけど、ほかのみんなは??? 今日二日酔いになっていることを予測して、台湾初めての人もいるというのに、現地集合にしてしまったことを悔やむ。赤ちゃん連れの妹夫婦から電話がかかってくる。「タクシー、へんなところで下ろされたよ〜。道ばたのお店の人が、親切に電話貸してくれたの」
うちの彼が、そのお店の人に、紅楼までの道を教えてあげて欲しいとお願いする。

7時半頃、渋滞をやり過ごしてやっと紅楼へ着くと、半分くらいの人が着いていた。ごめんなさ〜い! 妹夫婦もちゃんと辿り着いている。そのうち、母たちが汗だくになって到着。聞けば、タクシーがふっかけてくるので、頭に来て駅からここまで歩いたのだという。するとそこにいた全員が、メーターを倒さないタクシーに載せられて、通常の二倍以上のお金を払って来ていることが発覚!そんなことって!台湾長いけど、観光地ってそんななにひどいの??知らなかった!と、あっけにとられる。

家族や友達14人での紅楼での食事、お茶はなごやかに過ぎて、その後タクシーでスムーズに陽明山の温泉、川湯へ… (fsさんの用意してくれていたお店のカードもあるし!)のはずが、 そこで、何度も乗車拒否に! こんな体験は初めて。どうやら、淡水の先にあるフィッシャーマンズ・ワーフで、イベントをやっていたらしく、そこと駅との往復を、メーターを倒さずにやることで、タクシーはかなり儲けているようだった。どうりで、遠くまで載せたくないわけね…

そんなトラブルに遭いながらも、川湯まで母たち数人を引率してくれたfsさんのおかげもあって、最後にはみんな揃ってゆっくりお湯に浸かることが出来た。あ〜、極楽、極楽〜!
振袖の腰紐をきつく結びすぎたせいで、胸の下に出来たミミズ腫れも、温泉のおかげで早く治るかも。

some gatherings 1wedding

結婚披露宴二次会は、IT Park という台北市伊通街にあるギャラリーでだった。台北の現代美術シーンを支えて来たアートスペースで、私もここがなかったらもしかしたら台北に来ることもなかったのかもしれない。うちの彼にしても、スタッフとは家族同然のつきあいをしている。その夜は、自然にそこに集まった人たちと、遠くから来てくれたお客さんたちで、一次会に負けないくらいのにぎわいよう。私たち夫婦はそこで、荘普(ジュアン・プー)というIT Park の設立者の一人であるアーティストに、潰されるまで飲まされることになった。

最初は彼が飲まされて、彼が駄目になった頃、私が後を引き継いだ。う〜ん、夫婦愛?? 疲れていた私は、すぐに記憶を失う。生まれて初めて、あんなに長い間記憶を失った。3回吐いたらしいんだけれど、まったく憶えてない。気がつくと、早朝の光の中、IT Park のスペイン風ベンチに横たわっていた。近くに回復した彼と、荘普が座って私を見下ろしていた。荘普はまるで私たちの父親でもあるかのような顔で微笑んでいる。ひどい朝、でも何だか幸せな朝。

その後、父が泊まっている City Suites というホテルへ移動。朝帰りでチェックインするなんて生まれて初めて。ホテルは親切にも、2時チェックアウトでOKとのはからい。ここは、Les Suites Taipei をデザインした建築家が手がけた新しいホテルで、結構いい感じ。早起きの父を誘って、朝食を取ってから眠ることにする。お粥がとてもおいしい。

午後1時半に起床。ニューヨークでPh.D獲得に奮闘中の、台湾の姉ユーリンから祝福の電話が入る。その後、私が運転して、ウェディング・ドレス等を返しに行ってから、観音山のスタジオへ帰る。彼が吐きそうだと言うので、ゆっくり運転しているうちに、私も何だか胸がむかむかしてくる。
4時頃、ようやくスタジオに辿り着く。7時に、みんなと待ち合わせているのに!と焦りながらも、6時に目覚ましを合わせて、ベッドに潜り込む。

the once-in-a-lifetime partywedding

終わった〜、結婚披露宴がとうとう終わりました! 
まず、来て頂いた皆さん、本当に本当に、ありがとう!
全体で300人前後が駆けつけてくれて、日本や世界各地からも、家族、AAAの上司や仕事関係の人だけでなく、ブログ仲間のfsさんやほそきさんを含む、大好きな友達がたくさん来てくれて、私の頭は幸せのあまりパンクしそうでした。

まだ写真は集まって来ていないのだけれど、一昨日の夜から、会場の2台のカメラ(ふつうのDVの固定カメラと、無線で会場の様子をスクリーンに映し出していたHDVのカメラ)の映像を見ている。そこで、パーティの全体像がようやく何となく分かって来た。

私たちのパーティと言えども、私たちは、ビデオを見るまでは、それがいったいどんなパーティだったのか、さっぱり分からなかったのだ。特に私。お嫁さんなんてそんなもんだとは思うけれど、ずっと新娘房(控え室)にこもったきりで、出て行ってすぐに引っ込んでまたお色直し(振り袖だったので、髪と合わせて40分くらいかかった)で、京劇もアクロバットも全く見ることが出来なかった。遠くから聞こえてくる高い歌声にじ〜んとはしたけれど。だからビデオは食い入るように見ている。感想は、あ〜、私もこの披露宴、(客として)参加したかった!。会いたい人たちばっかりが一堂に会してて、演目もいっぱいで、みんなが羨ましい!料理もおいしかったらしいし… でも、羨ましい一面、ほっともする。みんな楽しそうにしているから。なんだかんだ言って、それが一番! 頑張った甲斐がありました。

でも、それがいったい本当のところ、どんな夜だったのかと聞かれたら、ビデオを見る前に抱いていた感覚というものが、実は一番正確なのかもしれない。さっき、ビデオを見て全体像が分かってきた、と書いたけれど、ビデオというのは、ものごとの一面しか映し出さないのに、それが一番の真実だと誤解してしまったりするから。

私にとってのあの夜は、雲。ものすごい量の喜気、ハピネスが、雲のように会場に充満していて、その雲の中から、大好きな人達がかわるがわる現れて、みんな満面の笑顔でいる。あんなに大量のあたたかい気持ちを浴びたのは生まれて初めてで、たぶんこれからも一生こんなことはないだろうと思う。中国人は、こういう喜事は悪い物事を洗い流すと考えているらしいけれど、確かに流れて行きそうなものすごいポジティブなエネルギーがそこにはあった。ハレとケの、ハレがどういうものなのか、通過儀礼が人生にとって重要な理由が、初めて分かった気がした。

すごいものを体験してしまった、という気持ち。結婚式をしたいと私以上に望んで、ここまで引っ張ってくれた彼にも感謝。本当にありがとう。

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 横浜でのスクリーニングに来て頂いたみなさん、ありがとうございました! 久しぶりに公共の場で日本語を喋ったので、(英語はもとより)かなり悲惨でしたが、作品はいいものを持って行ったと自負していますので、楽しんで頂けたんじゃないかな?と思います。一つ作品が届かなかったのが本当に残念ではありましたが!

 台北へ帰って来てから、観客として来てくれていたアーティスト、インゴ・ギュンターが、面白かったとメールをくれた。DVDがあったら買いたいとのこと。嬉しかったので、デモなどを集めて送りますと約束してしまった。こういうボランティア仕事って、ついついよくやってしまう。でも、何か一番役に立てているのではないかと思う瞬間で、やりがいがあるのも本当。

 結婚披露宴まであと一週間になってしまった。かなりテンパってきている。ストレスで太った気がする。寝不足で肌荒れの新娘(シンニャン)なんて!!タメイキ。
でも、とりあえず今夜は、福岡トリエンナーレのレポートを仕上げなくちゃいけないので、このへんで!

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これから一ヶ月半ほど、ウェディングの話題が増えそうなので、カテゴリーを作ってみた。しかし、自分がこんなふうにウェディングの準備におおわらわ、になるなんて、3年前には想像もしなかったな。自分のタイプとしては、結婚したとしても、親戚で食事して、二次会だけラフにやるというのが妥当な線だと思っていたから。世の中、何が起こるか、本当に分からない。

さて、先日のソフィア。2回行ってみて、どうも接客のお姉さんと趣味が合わず、結局ジュリアに変えた。ジュリアは、最近小S(シャオエス)ら、台湾のタレントたちが、ウェディング・ドレスをオーダーしたりしているので、人気が上がっているらしい。お店全体の雰囲気が、ソフィアよりお客を大事にしている感じがする。ソフィアはお茶も紙コップで出て来たけど、ジュリアでは、ちゃんとした磁器のティーカップで出している。試着も、セールス部と同じビルの最上階に、試着のための応接室があって、落ち着いたアンティーク家具や大きなソファで、家庭的かつ高級感ある雰囲気。これぞサービス業というものだろう。新しい人生のスタートを、ちゃんとサポートしてくれてる感じがする。かなり満足。

お店のスタッフも、私の好きなドレスのタイプをつかむのがうまい。どのデザイナーがどのドレスをデザインしているかもきっちり把握しているし、保存状態もすごくキレイ。レンタルには見えない。彼女が出してきてくれたドレスは5着で、ソフィアの半分以下だったんだけれど、うち2着はかなり好きで、外れだったのは1着だけだった。というわけで、台北在住のこれから花嫁になる皆さん(っていっても、日本人の知り合いにはひとりくらいしか該当者いないけど)、ジュリアおすすめです。Wedding News (新婚情報)という変な会社名は、この際なかったことにしてあげて。(笑)

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最近、アートのことばっかり書きすぎてるので、箸休め。

今日は、10月にする結婚披露宴のドレスを、重い腰を上げて見に行って来た。まだ決めていない、亀の歩みのわたし。行き先は、中山北路のソフィア。陳総統の娘さんも、ここでドレスをあつらえて写真を撮ったらしい。知っている人も多いと思うけれど、こっちでは、必ずと言って良いほどみんな、結婚写真集を作る。(知らない人は上のソフィアのリンクをクリック!)それがまた、アイドル写真集のような代物。大げさでも何でもなくて、それを引き延ばして寝室に飾る人だって、普通にいる。私は、人のを見るのは(面白いから)大好きなんだけれど、自分は絶対にやりたくないと思って来た。だって、こっ恥ずかしいもの。台湾の離婚率の高さを考えても、こういう間違ったお祭り騒ぎが、幸せを増幅しているとは思えないし。

それはともかく、ドレスを着るのは単純に楽しかった。當代藝術館の館長が最近いつも私を見るたびに、「結婚式までにダイエットするのよ!」と脅してくるのだが、コルセット付きの古典的ドレスはともかく、今のドレスというのは、ちょっとくらいぽっちゃりしてても、上手に隠してくれそうである。それにしても、レンタル料が高い。写真撮影とセットだとお得だと、店員ががんがん推してくる。そんなあ〜。お金を払って、写真だけ辞退も出来ないらしい。恐ろしい世界。

実は、私たちは、すでに、プロのインテリア・カメラマンの友達、グオミンに写真を撮ってもらうと決めている。冷たい感じの写真を撮る人で、私たちも冷ややかな、時の流れに溶け込んだような写真を撮ってもらいたいと思っている。夫婦でいることが当たり前、みたいな感じの写真。そんなささやかな願いも聞き届けられないのだろうか。さてさて、経済的都合に負けて、私たちがあの笑える台北式結婚写真を撮ることになるかどうか、請うご期待…!