Archive for the 'art' Category

Geisai Taiwanart

DSCN5140仕事かと思ってGeisai Taiwan に駆けつけてみた。結局仕事はしなくてよくなったのだけど、行ってよかったと思う。面白い光景を見ることが出来たというか、ここ台湾での村上/奈良さん人気の温度を感じることが出来たし、思っていたよりは作品も多種多様で楽しかった。こっちのアート雑誌の編集の子は、村上/奈良に媚びてる作品ばっかりでつまんなかった!と酷評していたけど。私はというと、なんというかもっといい意味での誤解があって、もっとたくさんゲンダイビジュツ系の子が参加しているかなと思ったら、そうでもなかった。(でも既にビッグなコマーシャルギャラリーのグループ展に出たこともある写真の子が出していて、賞にひっかかりもしてなかったりして、なんというか日台のセンスのズレなのかな、何なんだろう、としばし考えたりした)(ちなみに私は彼女の写真はそんなにすごいかなあと思ったりしていて、やっぱ日本人なんだろうか、私の感覚は?っていうかまあ、今回の受賞者のラインナップを見ていても必ずしも同感しないから、そんな乱暴な括りは出来ないのでありますが)

ブースのひとつで日本人の友達A子が作品を発表していたので、はるとだべらせてもらう。でっかいパッチワークのDSCN5150男根クッション。草間さんへのオマージュっていうのもあったりするのかなと思うけど、見に来ていた人々が次々に股に挟んで、大喜びで記念撮影していたのが面白かった。(後で写真で見た)たぶんこれが一番したかったんだろうなあ〜、笑。

この日ももちろんだっこで同伴のはるが愚図るので、駐車場に戻って暗い車の中で授乳していたら、ちょうど閉会式をやっているのが車から見えた。奈良さんがステージの上で「初めて台湾に展覧会で呼んでくれたキュレーターに、さっき会場でばったり会った」と喜んでいた。そのキュレーター、ビクトリアは、久々に台湾へ戻って来てまたMOCAでアニメ展を企画している。またすごい人が入るのだろうな。

The art debut for Haruart haru

土曜日、台湾に新しく出来たデジタルアートセンターのこけら落としが、夫の同僚の個展だというので、はる連れで行ってきた。はるにとっては初めてのアート。あ、もちろんパパの以外です。

その個展というのは、陶亞倫のレーザー光線を使った作品だったので、写真には撮れず。しかも、赤ちゃんの目には悪いんじゃないかなーというのばかりが気になって、どうも作品に集中出来ず。ごめん!陶老師!

dscn4280基本的にはすごく好きな作品シリーズなので、また体験出来て嬉しかった。(真っ暗な空間でレーザー光線の壁が動いたりするもので、とても厳かで、神秘的)

その後、夫の大ボケで、まったく意図しない若者の個展へと出向いてしまう(写真左)が、木の写真は悪くなかった。おっぱいにハエが群がってる彫刻は、授乳中の身としてはちょっとグロであったが。

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最後に伊通公園とサクシへ。伊通では、はるが元同僚たちの大歓迎を受ける。はるはもうにっこにこで、こんなに小さいうちからこんなに愛想がよくっていいのかしらん?と心配になるほど。笑 日本の家族には、「誰に似たのかネ」と言われそう。

サクシへ行くと、ディレクターが次のグループ展のためにオフィスでスタンバってるジーツォンの作品を見せてくれる。はるも興味津々。生後3ヶ月の赤ちゃんって普通、こんなクールな作品に縁ないよね〜。作品だという認識を持てるかどうかは別として。

turning points for asian arts…art

dscn3522赤ちゃん待ちながら、色んなところへ出かけてるこのごろ。3月6日には、福岡アジア美術館の、トリエンナーレ開催概要の記者会見へ行ってみた。韓国とカンボジアから参加アーティストも来ていて、あじびらしい雰囲気のふたりだった。リスト全体を見ると、これまでの10年のアジア美術を牽引してきたビッグネームがごろごろいる一方で、国際展経験ゼロ!の若手もたくさん、と、いろんな意味で冒険なFT4となりそうな予感。ちょうど9月頃から、ライター仕事に復帰しようと思っているので、トリエンナーレの取材がとっても楽しみなわたし。赤ちゃんをベビービョルンで抱っこして、走り回る予定。

dscn3531

そんな期待に心膨らむ私のもとへ、ちょっとショックなニュースが入って来た。これはまだオフレコらしいので、また今度… 良い仕事をしていれば報われる、わけではないのが世の中の厳しいところ。でも、この曲がり角を曲がれば、また別の新しい景色が見えるはず。アジア美術にとっては冬の時代が始まったばかりだけど、巡らない四季はないと信じてやってくしかないよねえ。

そうそう、福岡トリエンナーレに、今回、台湾から選ばれたのは、マイケル・リン(2回目!)と、姚仲涵(ヤオ・ジョンハン/通称老K)。仲涵は夫のゼミの学生で、若いのに台北のサウンドアートシーンを牽引しているアーティスト。前にもテキストを書いたことあるけれど、パフォーマンスがめっちゃかっこ良い。正直、アジア美術館が彼を選ぶとはちょっと意外だった。でも、良い変化な気がする。楽しみ。

3月6日我有去福岡亞洲美術館的,關於今年9月開幕的福岡三年展之記者會。有一些變化,如在名單裡看到許多大牌的同時,也有很多完全無名的新人。從台灣被選上的有兩位,林明弘(第二次!而且,到時候他在福岡還有兩個企劃-小型的個展@三菱地所,和另外一個project@太宰府天滿宮! 好忙的他) 與姚仲涵。仲涵是我先生的學生,我曾經有寫過他的演出非常酷。我個人覺得,亞洲美術館選到他有點意外,不過應該是很好的變化,還蠻令人期待的。:)

對了,標題寫說 turning points… 其實最近收到很驚訝的訊息。還不能說內容… 只能說,亞洲當代藝術就是正在經過嚴冬時代。我們只能相信轉下一個角落就會看到別的風景,於是新的季節會轉過來… 。

A video screening in Roppongiart

ひさびさの更新。ヨーロッパから戻って来てからずっと体調壊していた。
やっと少し復活!

さて、今週末、夫のビデオ作品が、東京六本木の森美術館で上映されることになった。最近パパになったチェン・ジエレンや、元ルームメートのホンツーの作品(今は亡きゆきちゃんの在りし日の姿… )も。お時間のある方、お近くにお住まいの方はぜひ。

IN-BETWEEN: Asian Video Art Weekend
会期: 8月1日(金)〜3日(日)
上映時間: 13:00-19:30
参加アーティスト: ツァオ・フェイ|曹斐(中国)、チェン・ヂエレン|陳界仁(台湾)、近藤聡乃(日本)、ジュン・グエン=ハツシバ(ベトナム)、シャーマン・オン(マレーシア)、ポン・ホンツー|彭弘智(台湾)、アラヤー・ラートチャムルンスック(タイ)、さわひらき(日本)、サン・シュン (中国)、田中功起(日本)、ユェン・グァンミン|袁廣鳴(台湾)

emerging ‘media’ artistsart

メディアアートという括りではちと違う気もするけど、台湾ではとにかく新しいメディアを使った若手の発表の機会が増えている。國藝會のデジタルアートへの助成プロジェクトが3年目を迎え、第三回の助成成果展「科光幻影2008-對話之外」が、鳳甲美術館で開催中。鳳甲美術館は、最近百メートルくらい隣のビルに移転したところで、展示室が前より大きくなっていた。今回助成を受けた6人のうち、夫の元学生がふたり、夫の元アシスタントがひとり。まあ狭い世界だしねえ…

会場へ行くと、その元アシスタント呉達坤(ウー・ダークン)が、何と壁の色を塗り替えているところへ出くわした。台北で見ることの出来るいろんなストリート・パフォーマンスをスタジオで撮ったビデオ作品。人工的な台北バージョンに対して、東京ワンダーサイトでのレジデンス中に撮った東京バージョンは、街に出て行って撮ったのだとか。そっちのほうが自分としては良い出来だと思う、と言うので、今度見せてもらう約束をして、会場を後にする。

もうひとつ、今、新苑藝術というコマーシャル・ギャラリーでやっている、「假動作3」も、夫の教えている科藝所(アート&テクノロジー研究所)の学生たちのグループ展。こちらも半分以上が、ちょくちょく家に遊びに(手伝いに)来る子ばかり。

「假動作」っていうのは、バスケ用語で、ゴール下でシュートすると見せかける動作を繰り返して、ファウルを勝ち取ったりするワザ。これは参加作家のうちの2人までもがもともとバスケの選手だったことと関係がある。(彼らとはSBLの試合を一緒に見たこともある)
彼らの見せかけのそぶりに騙されちゃいけないってことかな?
軽そうに見えて、何も考えていないわけじゃない、ということかしら。何となくそういったことが言いたいように思える。

どれもかなりいい作品ではあったものの、見たことある作品が大多数だったので、それらの感想はおいておいて、未見のものでは、個人的に上の作品が気に入った。4つの小さいフレームの中でうごめいてる世界。神様になって、モニターで下界をチェックしてるみたいな気分。彼(林厚成/リン・ホウチェン)は長い間これという作品がなかったらしいのだけど、この作品でちょっとブレイクスルーしたらしい。今後に期待かな?蘇育賢(スー・ユーシェン)の作品は、高雄賞のテンションを取り戻していた。ちょっと既視感があるのは否めないけど。

あと忘れちゃいけないのは、劉瀚之(リョウ・ハンズー)の際物ぶり。相変わらず、ピンコピンコと大事なところを叩くプラスチックのおもちゃのハンマーを身体に取り付けた彼が、点いたり消えたりする電球のもとで、物語(ラジオに寄せられた手紙をDJが読むという設定)の朗読を続けるという作品。その手紙がまたなんかすごくいいんだよね。ぜんぜん行為と関係ないんだけど。
うん、彼の作品こそ「假動作」というタイトルにふさわしい。
今週末までなので、台北におられる方はぜひ。

tokyo artists at TAVart

最近見るべき展覧会が多くて多くて、でも勤務時間に重なるため、見に行ける時間が限られているので、ミスる展覧会も多し。そんなんじゃあかん!と重い腰を上げ、やっとこさ、少しずつこなすこの頃。会期ぎりぎりで飛び込んだのは台北国際芸術村のレジデンス成果展。台北のいろんな地点で、白いシャツを着て、背中にその印象を描き写して行く(でも手が届かないので、真ん中が白っぽく、背中の縁だけに色がつく)村田峰紀さんの作品の勢いがすごくインパクトあった。もっとえげつない感じなのかと思っていたけど、出来上がったインスタレーションは、なぜかとても爽やかに見えた。彼はBankArt からの派遣。もうひとりの日本人アーティスト荒川創也さんは東京ワンダーサイトからの派遣で、偶然と造形の関係を模索。っていうと分かりにくいと思うけど、偶然が形になるところのからくりは分かるんだけど、それがまた頭の中でどういうふうに転換されるのかが気になった。まあそこのとこのミステリーが作品なのかな。

肝心の写真だけど、ちゃんと一眼レフで撮ったのに、知らないあいだに家人にメモリーカードをフォーマットされていた。(泣)アップ出来ずにごめんなさい。

I Hate…!!??art

這些就是那個「討厭!」牌子,還蠻可愛吧…
只剩下兩個禮拜而已,趕快要來看喔。
これが噂の(!?)、「嫌いだ!」プラカード。かわいいでしょ…

奇しくも、この個展がオープンした次の週に、村上隆のマイロンサムボーイがNYサザビーズで16億円で落札されるという事件が発生。もう無敵感に加速度付いてて、ええ感じやね!こちとら台北のすみっこの貧乏アーティストランスペース。こんなところで「嫌いなんじゃ!」とかくだまいてても、向こうは痛くもかゆくもないんだろうねえ。
って、この展覧会も別に、人気絶頂のお二人を中傷したいとかそういうのが狙いなわけじゃないのですが。でも、荘普を知らないと、何だこりゃ、って思うかな。
私もまだちゃんと話を聞いていないので、近いうちにインタビューさせてもらおうと思ってます。

ところでネット上で村上さん作品の落札についての感想をチェックしていると、どうやら一般の人は、本人が出品して儲けた、と思っている人もいる様子。そんなことはふつーアーティストも、プライマリーのギャラリーもやりません。(台湾のギャラリーではプライマリーと見せかけておいてそういうことやるとこもあって、ちょっとうへーって感じですが)あそこまで高い値段が付いてしまうと、まあ名前が歴史に残るという意味ではすごいことですけど、アーティスト本人的にはいいことだけじゃないよね。
アートバブル、まったく縁がなかったらそれはそれで悲しいけど、でも踊らされないようにしなくちゃと思うこのごろです。

TateShotsart

このごろお気に入りの息抜きはpodcasting。仕事もコンピューターで息抜きもコンピューターで、これでいいのか、っていう話は置いておいて。

TateShots っていうビデオ番組がけっこうお気に入り。スタジオ訪問やアーティストトークを集めた、テートモダンがやってる番組。短い時間なんだけど、けっこう見応えある。ゴームリーのスタジオには、夫とふたりでノックアウトされた。すんごいクリーンでデカイ。
レベルが違うアーティストの世界をかいま見た。

あと、FM東京でやっているという村上隆のエフエム芸術道場も聴いてみている。これまでそんなに彼の話す内容に耳を傾けて来たほうじゃなかったのだけど、(仕事柄インタビュー、テキストetcは読んだとしても)明日からうちでオープンする荘普の個展のタイトルが、I Hate Takashi Murakami ときちゃー、ちょっと勉強しとかんと、という気もして。
日本の方から取材があるといかんし。ないか。

っていうか純粋に楽しみとして、洗濯物たたみながらとかだらだら流しているだけなのだけど。
村上さん、なんか喋り方も内容も思った通りの方です。
昔縁あって聴かせていただいた、奈良さんが青森のラジオで津軽弁で熱くロックを語っているのを聴いた衝撃と比べると、ふーん、というくらいの感慨。(ファンの方すみません)

あ、関係ないけど、荘普の作品、2匹のめっちゃかわいいネズミちゃんが、「我討厭村上隆!」だけでなく、「我討厭奈良美智!」っていうプラカードを掲げてるんだよ。脱力。
奈良さんも嫌いやったんー。っていうか、ひっくるめてていいのかー。
いったい世間の人々からどう突っ込まれるのか、期待半分。怖いの半分。

by a quirk of fate…art croquis

1月の第二週から、伊通公園(IT Park)のスタッフになることになった。
思えば、本当に不思議な巡り合わせ。

97年、今から11年ほど前に、初めて台湾へやってきた。それは2泊3日の小旅行。大学院のクラスメート(台湾からの留学生)の実家に泊めてもらって、故宮へ行ったり、ぶらぶら歩いたり、朝一で温泉行ったり、わがままいってシーフード食べに連れて行ってもらったり。短かったけど、すごく楽しかった旅の中で、印象に残ったのが、Asian Art News の記事を頼りに探して行ってみた IT Park だった。英語のあまり出来ない女性スタッフに作品を見せてもらい、(今思えばそれがチャオ)影響を受けた作家はと聞くと Roni Horn だと言われ、「むむ、なかなか渋い。。。」とびっくりしたのを憶えている。(後で聞いてみたら、そんなこと言ったっけ… と思い出せないようだった。それに歳も5つくらいしか変わらないし、影響を受けたっていうのもちょっと??? 単に英語通じてなかったんかも… ?)

ちょっとスペイン風のバルコニーに座って、夕方赤ワインをちびちび飲みながら資料を見せてもらうひととき。いいなあー、こんなふうにまったりと、ホッと出来る場所で、ちゃんと国際的な認知度もあって、こういうのが理想だなあ〜と思ったものだ。そして、またここに帰って来たいなーと。

2000年に台湾へやってきた私は、ほどなくホントにここが、台北の現代美術の中心(のひとつ)であることを知る。その頃にはまだバーがあって、週末になると何とはなしにここを訪れた。夫と知り合ったのもこの頃。後に結婚することになるなんて、露ほどにも思わなかったけれど。

夫とつきあいだしてから気がついたのだけど、夫と伊通の関係は、本当に家族的と言ってよいほど近しいものだった。なので、2年半前には結婚式の二次会をここでさせてもらうことに。酔っぱらわされたので、あんまり憶えてないけど、たくさんの人が来てくれて、すごくすごく幸せな夜だった。

そんな伊通で、今度は働くことになった。不思議な運命。
ギャラリーとしては、結構アマチュアなところもある。
でも、やっぱりどこかコントロール出来ない野獣のような魅力がある場所。
ここのいいところを上手に生かしながら、
でも向上するべきところはするように、
微力でも役に立てますように。
頑張りますー。

Masurca Fogoart

ピナ・バウシュ&ヴッパタール舞踊団の《炎のマズルカ》、リハーサルはちゃんと通しだったので、全部見ることが出来た。1998年が初演の作品なので、ダムタイプでもそうだけど、けっこうマイナーチェンジしてきているみたいだった。台詞はほとんど全部中国語でやっているのがすごい。でも、やっぱり四声が難しいみたいで、時々何を言っているのかわからない。台詞はたいてい笑いを取るところで使われるんだけれど、別に笑わせようとしているわけじゃないところまで(中国語が可笑しいから)笑われているのは気の毒だった。
小さくて細い、ベトナム人?っぽい感じのダンサーが、なんか忘れられない踊り方をしていた。
何人かのダンスは、それ自体がすごく魅力的で、いつまでも見ていたいなーと思わせてくれるものだった。
久々にいいもの見せて頂きました!という感じ。

このごろデジカメがことごとく壊れ、携帯もカメラ機能なしのに替えたので、ずっと写真を撮ることが出来ない。週末はいろいろ展覧会を見に行くつもりなのだけど、記録が取れないのがちょっと困りもの。