スカンジナビアでいままで唯一縁のなかったノルウェー。この年になって、それもこんな恵まれたかたちで訪れることに。オスロの空港からバスに乗り、市内のバス停でアシスタントでアーティストのステンが出迎えてくれる。用意されたスタジオは宮殿とその公園のすぐ横にあるとても立派なクンスターネスフス(アーティスト・ハウス)の奥。ケータイ電話とアパートと大きなスタジオと生活費とオスロまでの交通費とタオルとシーツを与えられる。当初は4週間の招待だったけど、プロジェクトもないし作品をつくるわけでもないので2週間にしてもらったのだった。そうそうキミの国の旗を揚げておいたよ。あれでよかったのかな、と笑顔ながらも真面目そうなステン。ビル正面の横にあるポールには日の丸があがっている。びっくり。隣は日本大使館なんだよね、と表情を変えないステン。僕が一瞬本気でびっくりしたのばれたかなあ。大きすぎるスタジオにはDVDプレーヤーも大きなテレビもステレオも仮眠用のベッドもLANケーブルも机も2つある。隣はキッチンとダイニング。高い天井からは自然光が入ってくる。もてあますなあこんなスタジオ。日が暮れる前に、歩いて20分ほどのところに歩いて帰る。首都といえども海と自然が街から近くて歩いていても気持ちいい。同居することになるメキシコ人アーティストのローラはロシアとフィンランドの国境に行っているらしくてアパートにはいない。ひとの家に勝手に住んでいる感じで変な気分。とりあえず、自分の寝室を整えて寝る。


コメントする