訳あってタニアにタルトタタンを作ってもらうために、東京に一日早く向かう。連休最後の日曜日なので、予定していたUAが満席で他社の経由便に変更することに。バンコクからの出発が遅れるも、香港での乗り継ぎもギリギリセーフ!助かったと思いきや、出発する全く気配ナシ。遅れている乗り継ぎ客を待つために、なんとあと45分間も待つという。この辺りから機内ちょっとざわつく。満席状態なので航空会社も積み残し客がでるとかなり大変なんだろうと察する。他社の便も満席で振替輸送なんかできないだろうし、翌朝の便も満席に違いない。でも最終便なんで、乗っている客もこれ以上遅れると成田から家に帰れないので大変である。客が集まってからも離陸スロットを失い、さらに一時間以上待って、飛び立ったのは定刻の2時間後。どこから見てもあまりハッピーな雰囲気でない機内。気流が悪くて機体がかなり揺れる。揺れるので子供たちが泣き出す。泣き出すからイライラしていた大人たちがスチワーデスに怒りを爆発させる。機内のテンションは上がり気圧は下がり、映画のように病人まで現れ医者が呼ばれる。悪夢のような機内。「おりゃあああ、何回言わせんねん。オマエらの勝手で飛べへんかってんやろが。他の客は困ってるやんけ」成田行きでも文句を言っているのはやっぱりなぜか同胞関西人。頼もしいような恥ずかしいような。昔、成田空港に勤務していた(実はこの航空会社)叔父は大阪のお客さんは大変だともらしていた。成田から大阪までタクシーまで帰っていただいたこともある、と話していたのを思い出す。結局、成田に着いたのは23時すぎ。もうバスも電車も走っていない。機内から地上に、機内はかなりやばい雰囲気です、と連絡が入ったのか、到着するなり地上職員がマイクで平謝り。ホテルか都内までのバスを用意しているという。航空会社に航空機延滞の保証義務はないのは判っているものの、今回は確信犯。許すわけにはいかない。渋谷にホテルを予約しているので、バスを選ぶ。バスは東京駅か新宿駅。地上職員に渋谷には行かないのか、と聞くと、新宿行きに乗れと言う。新宿は渋谷でないと言うと、新宿からタクシーに乗れと言う。誰がタクシー代を支払うのかと聞くと、そのときになってやっとタクシー代の請求用紙をだしてきた。5000円まで請求できると書いてある。文句を言った「面倒な人たち」にしか用紙を配っていないので、腹が立ち、バスで一緒になった外国人たちに請求するようアドバイス。新宿から渋谷までタクシーで2千円弱。安いな、と言われたタクシーの運ちゃんは苦笑い。タクシーで大阪まで行く気もないので、渋谷で降りる。ホテルの部屋でせめて香港の本社に文句の手紙を書こう意気込むも、考えてみたら成田からタダで楽にホテルまで来れたし被害ナシ。まあええか。いや助かりました、ありがとう。
May 2005アーカイブ
バンコク対岸にあるタムくんの実家近くのセブンイレブンの前からタクシーを捕まえる。最近のバンコクのタクシーは車も新しく乗り心地がいい。「サイアムスクエアマデオネガイシマス」とたどたどしいタイ語で告げる。よく日に焼けた坊主の運ちゃんがバックミラー越しに目を合わせ、軽く顎をあげる。よく冷えた車内には60〜70年代のアメリカンポップスとロック専門のラジオからその手の良質な曲ながれている。運ちゃんは曲が変わる度に、ミラー越しに眉毛をピクピクあげ視線を送ってくる。表情は穏やかなものの視線は鋭く熱い。このたまらなく面倒な雰囲気に耐えきれず、イーグルスの曲あまり知らないんです、と英語で運ちゃんに申し訳ない顔をしながらゆっくりはっきり伝える。すると、オレこう見えても55歳、と流暢な英語で運ちゃん。たしかにかなり若く見える。でもすごい巻き舌のアメリカンというよりアメリカ人をおちょくったような英語。渋滞中のタクシーの中で、イサン地方にいる親戚の話やらを関を切ったように話しだす。ぼんやり景色を眺めながら、興味なさそうにタイミングの悪い相づちをうつ。しかし、ついマフィアの話に反応してしまう。バンコクでも裏社会ではかなり有名だったマフィアのボスの運転手を6年間努めたらしい。新聞の3面記事のでるような事件に加担したけど、ボスが守ってくれたので警察に行かずにすんでいるとのこと。運ちゃんの目、輝いている。僕が聞いてはいけないようなことまで話しだす運ちゃん。アカンやん。話題を変えようと、えっ!でもどうしてそんなに英語がうまいんですか?と無理矢理唐突な質問をする。待ってましたとばかりに、ボスの話はほったらかしで、今度は英語の独学法を教えてくれる。タイ人は弾ける音が発音できないと、タイ人の英語を真似、すぐ後に「正しい」発音を聞かせてくれる。延々とタイ人の発音と「正しい」発音の比較が続き、たまに僕も言わされる。もう恐くはないものの、ちょっと面倒やし、目的地も近いので、発音の途中ながらもタクシーを止めてもらうよう頼んでみる。タクシーは無事止まり、急がぬ振りをして急いでドアを開けようとすると、振り向きざまにの運ちゃんに、hey wait!と叫ばれる。バイクが通るので気をつけるように、と思わぬ優しい言葉。そして、good luck!と快く見送ってくれる。すごく「正しい」発音と声量で。去り行くタクシーを見つめ、とり残されたようなちょっとさみしい気持ちになる。もうちょっと乗っていてもよかったかも。サイアム・スクエアに大した用事もないし。
高校の頃からのごひいきブランドCONTAXの生産中止に続き、とうとうAGFAが倒産したらしい。最近、自分で現像しないから印画紙も買ってない。あんなに世話になったのに、悪いことしたなあ。独特の発色のカラーフィルムもよかったのに。AGFA VARIOとか感度自由設定の白黒フィルムもILFORDよりずっと前からだしてたし。困るひと多いと思うけど。
あの謎のピアノマンが吉本興業にもいる、と弟のことをハイヒール・モモコがテレビで言っていたと耳にする。たしかに寝ボケるとあんな表情をする。時空を超えてやって来たような。そういえば、最近会ってないし。でもピアノは弾けないと思う。
あれほど苦しんだ花粉症。今年は忘れた頃にくしゃみをするくらい。年末に副鼻腔炎を治しに南インドまで行ったアーユルウェーダ(ヴェ−ダもアーユルがつくと、アーユルヴェ−ダと濁らずウェーダ!と直された)のナズヤという治療のおかげかな。それか、もう身体がアレルギー反応を起こさなくなるほど鈍ってきたか。りんごを食べるとまだ口の中がかゆくなるけど。
20年以上肉を食べなかった後に、肉を食べだして5年ほど。沖縄で豚を食べだし、タイでヤキトリを食べ、アフガニスタンで山羊までおいしくいただき、と順調にきたものの、やっぱり牛肉は食べられない。肉体的な問題。胃で消化ができない。豚肉でも多めに食べると朝まで寝られない。消化酵素が足りないのだと思う。最近、なんとなくわかってきたのは、自分よりサイズが大きい生き物は消化ができない。肉の密度が違うのだろうか。魚でも水圧を受ける深海魚や大きめの魚は食べづらい。一度、やらかくて巨大なもの食ってみたい。
クランキーチョコにマンゴー風味がでました。嫌いじゃないです。
タムくんの家でお菓子をいただいている間、タムくんがマンガを描きながらふと呟いた「日本はさむくて、さみしいねえ」という言葉がなぜか耳からはなれない。今年になってシンガポールから東京にやった来たアーティストのシンも最近まで家の中があまりに寒くて、日中は外に机を出して絵を描いていたらしい。もう暖かいので家の中で描けるって。家で寒いのはつらいね。
なぜか70才のすごい人をたくさん知っているばななさん。そう言えば、あの人もそーじゃん!もしかして、あの人もそーじゃないの、と70才の人、そうかもしれない人たちが次々ででくる。すごいなあ70才。ダライ・ラマ法王も阪神タイガースも赤塚不二夫もみんな今年で70才。僕もばななさんもあと30年ですごい70才。
朝、アイスクリームを食べながらベッドの上で古新聞を読んでいると、ACNielsenが行なった16才から60才の睡眠に関する興味深い調査報告が載っている。それによるとアジアと南太平洋地域で一番の寝坊は台湾人で、午前9時に25%以上の台湾人はまだ寝ているとのこと。それにひきかえ、インドネシア人の90%は朝7時には起きているとのこと。う〜ん、どっちがしあわせやろ。今の生活をそのまま移すなら、絶対に台湾。でも、生活習慣を変えて早起きできれば気持ちいいやろなあとも思う。インドでは朝が気持ちいいせいか、朝早く起きれてしあわせである。それに年をとって早起きになって、みんなが起きなければそれはそれで腹が立つに違いない。一番早く寝るのがオーストラリア人で、24%が午後10時までに寝ている。続いてニュージーランド人の19%。一番長時間寝ているのもオーストラリア人とニュージーランド人で、9時間以上の睡眠をとっているひとがそれぞれ31%と28%。生活つまらないのかな?日本人は遅寝早起きで40%のひとが睡眠時間6時間以下で最短睡眠時間でトップ。起きている18時間が楽しければいいけど。日本人のように遅くまで起きてて、早く起きて、エキストラで昼寝を付けてもらうのがいいかな。
朝起きてから洗濯をすると、出掛けるまでにすべて乾いてしまう。セントラルデパートの上でお昼を食べている間に、地下でズボンの裾あげをしてもらう。30分で上手に仕上げてくれて、300円。爪切りがないので、爪を切ってもらって、ささくれた指先をきれいにしてもらって、手をマッサージしてもらって350円。ヘアサロンで散髪をしてもらって1200円。あまりにカッコよくカットされてしまったので、普通の散髪屋で切り直してもらって450円。散髪で疲れたので、古式マッサージ2時間で850円。お腹がすいたので、ラーメン一杯60円と砂ズリ1本12円。最近、身の回りのことはまとめてバンコクですることにしている。歯医者にも行かないと。タイのみなさま、これからもよろしくお願いします。
前から欲しかったサウンドオブミュージックのDVD。hexstaticが映像をサンプルするサウンドオブミュージック。ビョークが全部唄えると自慢するサウンドオブミュージック。DVDの安い台北で見つけても、バンコクで見つけても他のDVDが4、5枚買えるほどの値段だった。コンビニでふと目に入った「DVD今だけキャンペーン」の中になんと、オーストリアのアルプスをバックに両手を広げて微笑む若きジュリー・アンドリュースがいる。大阪万博パビリオンのおまけ付きグリコの以来のコンビニで見つけた隠された宝物。
週末に宮殿から無断外出のクン・カオ・ポッド・ティアンはナルサン・キャンプ裏の市場でトレーナーと捜査犬に見つかりました。クン・カオ・ポッド・ティアンは疲れた様子ながらも皆との再会をよろこんでいるとのこと。警察と軍隊から成るクン・カオ・ポッド・ティアン捜査チームの慰安会がホアヒンでおこなわれます。
クン・カオ・ポッド・ティアンがタイのホアヒンにあるクライカンウ゛ォン宮殿から姿を消し、行方不明なんです。警察は、クン・カオ・ポッド・ティアンを見つけた人には2万バーツ(5万6千円)の報奨金を用意していると新聞に書いてあります。クン・カオ・ポッド・ティアンはタイの王様の愛犬クン・トンディエンのお孫さんにあたり、ブラジル犬とタイ犬のハーフです。ホアヒンのシラパン市長によるとクン・カオ・ポッド・ティアンは4月30日の土曜日の17時頃に宮殿内のCCTVに映っておいでで、それ以降に宮殿から外出されたと思われます。赤と黄色の混色のクン・カオ・ポッド・ティアンは、尻尾がくるっとカールされていて、耳が尖っておられ、おでこの白髪と長めのすね毛が特徴です。見つけた方は宮殿内のタウィル氏(タイ09-103-5849)かhome-room.orgまで。

