March 2005アーカイブ

タイ人の若者が好きな日本人はコーネリアスと奈良美智だったはず。でも今晩の一番人気で彼らのタイ語の会話から聞こえてくる日本人の名前はもっぱらココリコ田中。

ドンムアン空港から乗ったタクシーには、なんと7インチのTVモニターが付いている。タクシーの運ちゃんにモニターを褒めると、ディスクを入れて、何か見せてくれるようす。タクシーの運ちゃんの奥さんが友だちと行って来たというタイでも人気の「冬ソナ韓国ツアー」のスナップ写真。見知らぬおばちゃんのはしゃぐ姿が次から次へと450枚のスライドショー。BGMはもちろん、いつの間にか聞き慣れた冬ソナのテーマ曲。ちょっと泣きそうになる。

できるだけロサンジェルスから飛んで来る、夕方のTG775便バンコク行きを選ぶようにしている。座席の前後の幅がずいぶん広い気がする。

トヨシマくんとチアコをウ゛ァリエに誘い、ランチをコースでいただく。天気も良く、大きなガラスからテーブルまで差し込む光を浴びて気持ちいい。コースのランチは順調に進み、メイン・ディシュを迎える。最初の一切れを口に運んだトヨシマくんのその口から「うぉ...」という声。美味しかったらしい。

なぜかラッシュアワーの通勤電車のように混んでいる特急しなの大阪行きの自由席。iBookで原稿にアンダーラインを引く作業を続けると、隣にアメリカ人の女の子が座る。アメリカ英語を話しながら乗り込んで来たのですぐに分かる。日本語は読めそうにはないので、お互い気兼ねなくラップトップを広げることができる。しかし、油断はならない。話を始めるとなかなか終わるチャンスをくれないのが僕の知るアメリカ人。そのアメリカ人の友人は前の空席に座ると同時に、隣の日本人の女の子とペラペラ話してる。日本人の女の子はアメリカで住んでいたという話が聞こえてくる。僕のアメリカ人は横で寝ている、と思ったら「あのう、英語話せますか?」と聞いてきたやん。うわあああ。もし困っているのなら、話せません、というのはかわいそう。僕も旅行中はいつも現地の人たちに世話になっている。でも僕は珍しく忙しい。一呼吸おいて「はい」と答えると、彼女は、アンダーラインを引くならツールバーを使った方がいいと忠告してきた。「うん、でも毎回線の色考えたいし」と答え、パンドラの箱を開けてしまう。気がつけば名古屋。3時間近くiBookはスリープ状態。本当に会話を終わらせてくれない。でも意外や、久し振りに英語を話して思考と気分が切り替わったからか、彼女が聞き上手なのか、かなり高揚して楽しく話してしまう。アメリカ人、うっとおしがってゴメン。アメリカ人、味気ない別れのあいさつでゴメン。アメリカ人、よい旅を。