17.04.2004

トリスティンとセラの庭で持って来たマンゴを食べる。この二人とはタルウ゛ィン・シンのレコーディングでムンバイに滞在して、マンゴをたくさん食べた仲。息子のマックスはもう少年の顔になってきている。トリスティンも去年はタイのお寺に滞在してレコーディングをしていたらしい。昔、仕事をしたことのあるミュージシャンのともだちが、コカインの中毒でセラピーとして訪れたこのお寺で人生を取り戻し、ミュージシャンとして活動をここではじめている。トリスティンがアップル・マッキントッシュ社で働く友人を通してジョブス社長にこの話をしたところ、G4をたくさん寄付され僧侶たちや元ドラッグ中毒患者がこの寺で音楽を制作している。セラピーは解毒の錠剤を胃に入れてから2ガロンの水を飲んでから吐いて浄化する、という音楽より激しいもの。ブリックレインに現れたオカクさんのまぶたの上にはキラキラした大きな粒がたくさん付いている。彼女のアニメーションはかなり面白い。良質のユーモアがあれば、それだけでかなり信用できる。いい感じの音が入っていれば、もっと信用できる。それで、ビジュアルがいいので笑える。事務所に戻ると、大量の荷物がいつも待っている。今回のロンドンの主な目的はgrafに置いてある荷物を片付けること。箱を開いても開いても、どんどんでてくる。肥大して手のつけられない自分の荷物を見ると自分を嫌い、吐き気がする。欲望と執着のかたまり。僕のチベット医学の先生曰く。あなたのカバンは壊れやすいでしょ。それは詰め込みすぎるからです。あなたのからだも同じです。欲望をからだに詰め込みすぎるからからだは壊れます。まさに。自分ではどうすることもできないこの欲望。使わないのもはすべて捨て、ロンドンの友達が使えそうなものはすべてあげる。それでもこれだけ残る。この荷物も欲も燃えてしまえばいいのにとよく思う。でもgrafが燃えたらきっと怒られる。

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