20 February 2009



murcof01

Murcof / The Versailles Sessions


素晴らしすぎるMurcofの最新作!
『The Versailles Sessions』というタイトルのこのアルバムは、2007年にヴェルサイユ宮殿で行われたイヴェント、”Festival Of Sound,Light and Water”の為に制作されたサウンドのドキュメント。おそらくLiveの録音ではないだろうか。
前のアルバムも最早エレクトロニカというジャンルでは表現できないものになっていて、SF映画のサントラみたいだなぁと思ったけど、これは一層すごい。
武満徹みたい!まるで現代音楽だ。
ヴィオラやハープシコード、メゾソプラノを使った初期バロック風音楽。そこに尺八みたいな笛(フルート?)がアブストラクトに入ってきて、ものすごくアヴァンギャルドなバロック音楽になっている。
時おり挟み込まれるのは17世紀フランスのバロックの音楽家Marin Marais(アラン・コルノーの映画『Tous Les Matins Du Monde』で描かれた音楽家)の曲のフレーズ。
初期バロック音楽の規律正しさと深い憂愁が、宇宙のようにだだっ広い音の空間の中に見事に再現されている。不思議なことだけど、こんなにバロック音楽と宇宙的なものの相性がいいとは思わなかった。
こんな心底ヨーロッパ的な音楽を作る人がメキシコ人だなんて不思議な感じがするけど、神秘的というか魔術的というか…そういう部分でメキシコとヨーロッパは案外似ているのかもしれない。
さて、次はどんなアルバムを作るんだろう。




fennesz

Fennesz / Black Sea


何枚目になるのかわからないけど、Fenneszの新作。
叙情的で、聴けば聴くほどじんわりと心に染みる。
繊細なノイズが重なり合い、さざ波のように拡散していく。そしてその隙間から現れるギターの音色がなんともドラマティック。
このジャンルの特徴でもある映像的、情景的というより、歌をもった音楽のようにもっとダイレクトに人の心にコミュニケートしてくる感じ。だから純粋にアンビエントと呼べるものではないかもしれない。
シューゲイザーのようでもノイジーな凶暴さはないし、柔らかく、メロディが美しい。そして不協和音がないせいか聴きやすい。
クラシック好きな人でも気に入るんじゃないだろうか。
いいアルバムだなぁ、これ。何度もリピートしてしまう!









This entry was posted on 金曜日, 2月 20th, 2009 at 17:26 and is filed under 未分類. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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