22 march 2007
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Amon Tobin / Foley Room
Ninja Tuneの看板アモン・トビンの最新作。
べつにアヴァンギャルドではないし、フィールド・レコーディングが珍しいわけでもない、ポップでわかりやすい作品だと思う。しかしシネマティックな音響派といえばいいだろうか、誰とも違う彼の特異なポジションがくっきりと浮かび上がる。
骨格になっている重厚でソリッドなビート、渾然一体となったジャズやブルースやクラシックや現代音楽風のフレーズ、響きわたる不協和音・・・幾多の音が複雑に絡まり合い、ドラムンベースやアブストラクトといったジャンルの中に収まりきらない独創性を生み出している。
このアルバムでは制作方法がアナログ盤のサンプリングからフィールド・レコーディングへと変わったせいか、オーガニックなグルーヴ感も出てきた。
戸外で収集した音も個性的なのだけど、それよりそれぞれの音の響かせ方がダブとはまた違う目的を持った音響へのアプローチで面白い。
クロノス・カルテットの起用は意外というより両者にとってぴったりな感じ。
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Air / Pocket Symphony
ジャンルを超えたクロスオーヴァーな活躍が目覚ましいフレンチ・ポップ・デュオ、エールの3年ぶり、通算4枚目のアルバムは彼らが大好きな日本へのオマージュ。
琴や三味線といった日本の楽器を自ら習得し、作り上げたこの作品には楽器の音色のオリエンタルさだけでなく、メロディの端々にほんのりと日本らしい情緒を感じるのだから、どうやら彼らのジャポニズムへの傾倒ぶりは生半可なものではなさそう。
オリエンタルな雰囲気はあるものの、浮遊感あふれるメロウなサウンドはほぼ前作の延長線上で、『Talkie Walkie』で彼らのサウンドがほぼ固まったかに見える。今作では現代屈指のメロディーメイカーぶりが全編にわたって発揮され、前作以上の仕上がりになっていると思う。
プロデュースはシャルロット・ゲーンズブールやベックを手がけたナイジェル・ゴドリッチ。
PulpのJarvis Cockerをヴォーカルに迎えた曲は’80年代後半のDavid Sylvianを彷彿させる。