Archive for 4月, 2005

13 april 2005






Prefuse 73 / Surrounded by silence


最近よく聴いているのがスコット・ヘレンのプロジェクトのひとつ、Prefuse 73の新作。昨年Savath&Savalasのアルバムが2枚も発売されたことを考えるとすごい精力的に作っているなぁと感心してしまう。Savath&Savalasが女性ヴォーカルをフィーチャーしたポップソングをテーマにしているのに対し、Prefuse 73はヒップホップを基調にした音作り。コラージュのセンスは相変わらず抜群で、目まぐるしく曲が変わって行く中にもハッとするような瞬間が何度もあって、最後まで飽きさせない。Wu-Tang ClanなどNYのアンダーグラウンドで有名なラッパーたちの参加も話題のようだ。
レコード店ではSavath&Savalasの3倍はプッシュされてる。ということはやっぱりこっちがメインの活動なのかな。





Everything but the girl / Adapt or die – 10 years of remixes


ファーストアルバムの『Eden』から20年。’80年代後半は、いわゆるネオアコと呼ばれた人たちが大活躍したけれど、EBTGはその中でももっとも人気があり、息長く活動を続けているアーティストだ。これは彼らの10年分のリミックス曲を集めたベスト盤で、Todd Terry、Kenny Dopeのような大御所からKing Britt、Adam Fなど若手にいたるまで、さまざまな有名アーティストが彼らのヒット曲をリミックスしている。。
2年前に出たベスト盤の裏アルバムともいうべき作品。




3 april 2005



now it’s spring・・・パリは春真っ盛り。春の気分で選んでみました。



Avril / Now it’s spring


フランスのレーベルF-comのアーティストAvrilのいちばん最初にリリースされた4曲入りミニアルバム。
Avrilの3枚の中ではこのミニ・アルバムがいちばん好き。メランコリックなメロディーにストリングスを配したサウンドがシネマティックな雰囲気を醸し出している。





Fila Brazillia / Black market gardening


摩訶不思議でユニークなサウンドを作り出すイギリスのユニットFila Brazilliaの(たくさん出てるので何枚目かわからないけど)’00年頃のアルバム。ジャズ、ソウル、ファンク、アンビエント・・さまざまなジャンルを内包したクロスオーバー。この人たちのアルバムはハズレなし、





Chari Chari / Spring to summer


Yellowのコンピによりフランスでも名前が知られるようになったchari chariこと井上馨。
まるで旅行でもするように世界各地のありとあらゆる音やリズムをサンプリングし、電子音の中に浮遊させている。チルアウト的快楽を感じる、家で聴きたいハウス。





Blossom Dearie / Give him the ooh-la-la


Blossom DearieがVerve時代に残した作品のひとつ。’57年NYで、まだパリに渡る前に録音されている。彼女はあまりにも軽いその歌い方でジャズ・ファンにはあまり人気がないようだけれど、ウィスパー・ヴォーカルの元祖として別のファン層を獲得している。弾むようなお茶目なヴォーカルが可愛い。





Stigmato inc. / Reality check


イタリアのクラブ・ジャズ、ラウンジ系レーベルIrma傘下のmoonbeat recordingsから’03年にリリース。たぶんこのグループの1枚目ではないかと思うけど、軽快なミディアム・テンポのジャジー・サウンドにソウルフルな女性ヴォーカルがフィーチャーされている。これからの季節にぴったりな好作品。





Michael Franks / Sleeping gypsy


‘77年に発表された、ポップ/ロックとジャズ/フュージョンが融合したAORの傑作中の大傑作。いま思えば凄いミュージシャンが参加しているけど、このアルバムでいちばん魅力的なのはやはりMichael Franksの中性的な声だろう。『Antonio’s song』はどこまでも気怠く、春の日の午後にぴったり。